若林の現場です。
鉄筋検査が終わりコンクリートを流し込みます。
その際に行うのがコンクリート品質試験です。
試験内容は以下のものがあります。
・スランプテスト(固まる前のコンクリートの硬さをはかる)
・空気量試験(コンクリートの中にどれだけ空気が入っているか)
・塩化物含有量試験(コンクリートの中にどれだけ塩化物が
入っているか)
・硬化コンクリート試験(固まった後のコンクリートに力を加えて
硬さをはかる)
そもそもコンクリートを打ち込むというのはただ流せばいいだけでは
なく、コンクリートの種類や硬さを建物によって選びそのコンクリートに
あった打ち込みの仕方を行わなければなりません。
そのために、打ち込みを行う前にコンクリート試験を行います。
特に大事になってくるのがコンクリートの固さ、つまりどれだけ
水が含まれているかです。
この水の量によって施工の仕方も変わってきますし、打ち込み後の
仕上がりにも影響が出てきます。
水が多く含まれている方がコンクリートの流れもよく施工しやすい
のですが、その分仕上がりの強度が落ちてしまいます。
また、コンクリートの表面にもひび割れが起きたりします。
ちなみ、コンクリート打ち放しの建築で有名な安藤忠雄さんもこの水の量に
とてもこだわりがあるようです。施工は大変になるけれどなるべく
水の量が少ないコンクリートを用いるようです。
あと、大事になってくるのがコンクリートを打ち込むタイミングです。
コンクリートは時間がたてばどんどん固まっていきます。
通常はコンクリートは工場で造られミキサー車で運んできます。
工場からミキサー車で運ばれて施工するまでの時間は90分以内という
決まりもあるぐらいです。
なんかピザみたいですね。
しかし、これも大事なことなんです。コンクリートが固まり始めると
施工も大変ですし、仕上がりも悪くなります。
今回の現場には大きい車が入れるようなスペースがないため、
3トンのミキサー車がとっかえひっかえにやってきました。
これもコンクリートが固まってコンクリートとコンクリートのつなぎ目が
できないようにするためです。
色々と奥が深いのがコンクリートです。
コンクリート打ち放しの建物を見てみるとわかるのですが、
たいていは打ち込み後にひび割れが入っていたり、つなぎ目が
できていたりしていて補修が入ったりしています。
補修を入れると色がどうしても合わないため、よくわかります。
きれいに打ち込むのは難しいんですね。
古久根




