南長崎の現場です。
今日はフローリングの取り付けを行いました。
この建物はパインの無垢材を使用しています。
無垢とは混ざり気のないという意味で、一本の木から取れる
つなぎ目のない材木を無垢材と呼びます。
一番の特長として調湿作用があります。木は常に呼吸しており、
湿気の多い日は水分を吸収し、乾燥している日は水分を放出して
湿度を一定に保とうとします。また、コンクリートの約2倍とも言われる
優れた断熱性があり、周囲の温度に影響されにくいため夏は涼しく、
冬は暖かい環境となります。
木にはストレスを和らげる癒しの効果も科学的に証明されており、
色や木目による視覚的作用、木肌に触れた時の触感的作用、
樹木が発する芳香成分フィトンチッドによる森林浴効果などさまざまです。
木のにおいがいいにおいと感じるのもそのせいですね。
無垢とは違う木のことを積層材や集成材と呼びます。
これはいくつかの木を接着剤で貼り合わせての1本の木としているものです。
無垢材とは異なり調湿作用やにおいを発する作用はかなりなくなってしまいます。
ただし、反りや割れといったことが起きません。
どういうことかというと、無垢材の場合、優れた調湿作用のため木が
『縮む』『膨らむ』という性質があり、木が曲がったり割れてしまったりします。
これも木が製材、加工された後も生き続けている証拠なのですが。
また同じ木でも木目や年輪が同じものはなく、色ムラがあるものもあったり、
長い間使っていくことによって樹脂が木から出て色が黒っぽくなってきます。
さあ、長々とこんな説明をしましたが、何を言いたかったかというと、
フローリングに無垢を選んだということは若干お手入れが大変です。
まず気になるのは節だと思います。木にはたくさんの節があるのはご存じですね。
その中には生き節と死に節の2種類があります。
そもそも、節とは木の枝の付け根部分があった場所になります。
生き節の場合はこの枝を若いうちに枝打ちされ、その後の成長過程において
材(木部)と結合しながら成長し、一体化された節のことを言います。
死に節とは逆に枝打ちされず枯死した枝の付け根部は、
樹皮を巻き込みながら成長するため、材との結合ができず節が樹皮により、
絶縁状態になった節のことを言います。
この死に節がそのうちぽろっと床板から取れてしまうんです。
そうすると床に穴が空いた状態になってしまいます。
これはなるべく死に節がない木を選んでいけば避けられますが、
やっぱりちょっとした穴が残ってしまうのが実際のところです。
また、だんだんと木が乾燥してきて反りが発生し木と木の間に隙間ができたりします。
これはどうしようもないこと。
ちょっとしたデメリットもあることを知っておいてほしいわけです。
その分、大事に使えば無垢材ならではの『ツヤ』『色』といった味わいが生まれ、
一生楽しめる家になるわけです。
僕は集成材より断然無垢材の方が好きです。
なんてったって住宅には自然素材が一番いいに決まっています。
一生暮らしていく家が接着剤だらけの家じゃ気分よくないです。
木のにおいを感じながら気持ちよく暮らしたいものです。
実は結構量があります。1束6枚入りで全部で35束(210枚)!
運ぶのも大変です。
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ぽつぽつ節が見えますね。写真で見えているのはほとんど生き節です。
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死に節はなるべく抜いて貼っているのできれいな節しかありません。
でも、節がある板の方が反りが少ないらしいです。難しいとこですね。
フローリングを貼ったところにすでに紙がかかっていますが、実はフローリングは
これから家の完成直前までお目見えしないんです。
傷がつかないように養生ボードという段ボールみたいなものを貼ってしまうんです。
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古久根



